圧縮空気計測
露点温度のわずかな変化を計測することで、圧縮空気の品質に計り知れない影響を与える可能性があります。
圧縮空気における露点計測がもたらす大きなメリット
圧縮空気の露点温度のわずかな変化を計測することで、大きな違いを生む可能性があります。ヴァイサラ独自のDRYCAP®センサ技術をご活用し、あらゆる圧縮空気システムの全露点範囲に対応します。圧縮空気システムの寿命延長、プロセス品質の向上、コスト削減がこれまでになく簡単になりました。
あらゆる用途に対応する、最適な露点計測機器をヴァイサラが提供します。すべてのヴァイサラのセンサは、水滴の飛沫、周囲湿度、圧縮機油、化学的不純物などの汚染物質に対する耐性に優れています。
ヴァイサラDRYCAP®センサ技術がもたらす違い
自社クリーンルームで製造された高感度な高分子薄膜センサは、周囲の湿度の変化に応じて水蒸気を吸収または放出します。高分子薄膜の誘電特性とセンサの静電容量は、湿度の変化に応じて反応します。
従来の露点計測機器と比較して、DRYCAP®は結露や濡れた環境への耐性があり、センサのケミカルパージ機能により汚染の影響も受けません。DRYCAPは、ドリフトを最小限に抑えつつ、極めて小さいヒステリシスと高速応答性を提供し、優れた精度と安定性を実現します。
高品質な圧縮空気で、重要な業務に集中
高速応答性による材料の節約
ヴァイサラの露点計測機器は、高湿から乾燥、乾燥から高湿への変化に対し、市場における最高峰の応答性を実現するDRYCAP技術を活用しています。
安定した計測によるエネルギー削減
過剰な乾燥を防ぎ、ヴァイサラの特許取得済み自動校正機能により計測の安定性を維持し、製造環境を最適化します。
正確な計測によるコスト削減
ヴァイサラの露点計測機器は、設備の腐食や細菌の増殖などの望ましくない事態を防ぐのに貢献します。
圧縮空気のサンプリング
サンプリングは、空気を直接計測することが好ましくない場合や、不可能な場合に必要となります。その理由としては、高いプロセス温度、センサを水滴や飛沫から保護する必要性、加圧プロセスにおいて製造ラインを停止せずに計測機器を設置、取り外しできる利便性、より便利な場所で計測を行いたい、といった点が挙げられます。
プロセスガスの代表的なサンプルを取得し、不適切なサンプリング手法による誤差を防ぐには、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。詳細は、以下のリンクよりご確認いただくかサンプルセルのオプションが記載されたアプリケーションノート(英版pdf)をダウンロードしてください。
圧縮空気の水分管理
プロダクトマネージャーのVuokko Lantzが、Indigo80 ハンディタイプ指示計を使用し、産業用圧縮空気システムの露点計測を簡単にスポットチェックする方法を紹介します。産業用圧縮空気システムへのDMP80 露点計とDSC74 サンプルセルの設置方法や、Indigo80のデータロギング機能の使い方についても説明します。動画の最後には、VuokkoがInsightソフトウェアを使用して記録したデータを管理する方法を紹介します。
なぜ圧縮空気や空圧機器で露点を計測する必要があるのか?
露点は、圧縮空気の品質や、3Dプリンタなど空圧機器の最終製品に関わる最も重要なパラメータの1つです。露点温度とは、空気中の水蒸気が露や霜として凝結する際に、冷却される必要がある温度として定義されます。空気中には、温度に応じて保持できる水蒸気の最大量が存在します。この最大量は、飽和水蒸気圧と呼ばれます。露点は気圧に依存し、相対湿度は温度に依存します。
露点を計測する主な目的は、多くの場合、高い製品品質を確保すること、人々の最適な健康を維持すること、エネルギーや設備容量の無駄を防ぐことです。詳細については、圧縮空気ガイドをご参照ください。
圧縮空気プロセスライン・空圧機器の連続計測やスポットチェック用のモジュール式露点、相対湿度、温度計測器と壁掛け型変換器
Indigo500シリーズ 変換器
Indigo300シリーズ 変換器
Indigo80ハンディタイプ指示計
DMP7 露点温度プローブ
DMP8 露点温度プローブ
DMP80 DRYCAP®ハンディタイプ露点温度用プローブ
圧縮空気ドライヤー、プラスチックドライヤー、他の空圧機器のメーカー向けの小型露点プローブ
DMT132 露点変換器
DMT143/DMT143L 小型露点変換器
DPT146 露点圧力変換器