ヴァイサラ CARBOCAP® CO2 センサ

1997年発売のヴァイサラCARBOCAP®二酸化炭素(CO2)センサは、革新技術を採用しています。ファブリ・ペロー干渉(FPI)によるシリコンベースの可変フィルタを搭載した単光源二波長比較の赤外線非分散方式です。高い信頼性と安定性を誇るこのセンサは、1990年後半よりビルディングオートメーション、安全性、ライフサイエンス、環境研究に至るまで、幅広い分野と用途で正確なCO2計測を提供しています。

動作原理

CO2には赤外領域の波長4.26μmの光を吸収する特性があります。そして、4.26 μmの波長がどれだけ吸収されたかを測定することによりCO2の濃度を知ることができます。

ヴァイサラCARBOCAP®センサは、調整可能な可変フィルタを取り付けています。この超小型可変フィルタにより、単光源二波長方式は、CO2に吸収される波長とどのガスにも吸収されない波長を比較しています。

可変フィルタは赤外線の透過を電気的に変化させ、吸収帯および非吸収帯の切り替えを行います。光源の劣化や、汚染などによる光路の変化を効果的に補正します。このため、CARBOCAP®センサは長年にわたり非常に安定したC O2計測を行ってきました。

CO2計測の代表的な用途

ヴァイサラCARBOCAP®計測器は、 pp mレベルからパーセントレベルの CO2計測まで、幅広い用途に適しています。パーセントレベルでの計測となる高濃度なCO2は人体に有害になり得ます。 CO2がパーセントレベルで存在するのは主に、発酵室やCA貯蔵環境などの密閉プロセスです。パーセントレベルの計測は、CO2インキュベータのようなライフサイエンス分野においても利用されています。

通常の大気中に含まれるCO2はppmレベルです。CARBOCAP®は一般的に、人が居住する建物、畜舎、温室などの空調制御に設置されています。大量のCO2を扱う場所では、警報制御付きの信頼性の高いCO2計測機器を採用することが安全対策になります。

CARBOCAP®センサは、優れた長期安定性や過酷な条件における計測を必要とする分野で広く利用されています。

CARBOCAP® CO2計測製品

ヴァイサラは、室内と室外の両方でppmレベルとパーセントレベルでCO2を計測できる機器をご提供しています。ハンディタイプ計測器、産業用変換器など多岐にわたります。

CARBOCAP®技術について

ヴァイサラは、CO2計測に単光源二波長方式の NDIR(非分散型赤外線吸収法)技術を使用しています。特許取得済みのCARBOCAP®技術は、ヴァイサラのすべてのCO2センサーに使用されています。この技術はヴァイサラが開発し、自社の最先端クリーンルームで製造している調整可能な独自の可変フィルタを採用しています。この動画では、本技術の独自性についてや、ヴァイサラのCO2計測が市場で最も信頼できる正確な計測の一つである理由を解説しています。CO₂に関するページでも詳細をご確認いただけます。       

CARBOCAP®技術を使用した製品

The Vaisala CARBOCAP® Carbon Dioxide Probe GMP231 is a CO2 meter for incubator manufacturers needing reliable incubator CO2 sensor.

GMP231 CO₂プローブ

ヴァイサラCARBOCAP ® GMP231 CO 2 プローブ はインキュベータメーカー向けに設計され、精度と信頼性の高いCO 2 計測と+180°Cまでの高温滅菌での耐久性を提供します。

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