ヴァイサラの|DRYCAP®技術

Vaisala Drycap Wafer in hand

1997年、ヴァイサラは高分子薄膜技術に基づく新しいタイプの露点センサであるDRYCAP®を発売しました。以来、DRYCAP®シリーズの用途は、乾燥処理、圧縮空気、乾燥チャンバーなど非常に広い範囲に広がっています。DRYCAP®センサは、特に高温と非常に乾燥した環境における信頼性の高い性能が評価されています。

センサのしくみ

DRYCAP®の圧倒的な性能は、実績ある高分子薄膜容量式センサと自動補正機能という革新的な技術に基づいています。センサの高分子薄膜が周囲湿度の変化に応じて水蒸気を吸収または発散します。センサ周りの湿度が変化すると高分子誘電特性が変化し、それに応じてセンサの静電容量も変化します。静電容量は湿度の指示値に変換します。高分子容量式センサは温度センサに結合されており、湿度と温度の指示値から露点を算出します。ヴァイサラが特許を保有する自動補正機能により、低い露点における計測安定性が最適化されます。センサは、自動補正中に一定の間隔で加熱されます。センサが周囲温度まで冷えるまで湿度と温度の指示値をモニタリングして、ドリフトのオフセット補正を行います。これにより、DRYCAP®センサは長期的な高精度の計測を可能にし、メンテナンスの必要性も大幅に低減します。

露点計測の代表的な用途

ヴァイサラのDRYCAP®露点計は、湿度が非常に低い工業分野の露点計測に利用されています。露点は重要な計測項目であることが多く、その不適切な管理はプロセスのダウンタイム、機器の損傷、最終製品の品質劣化につながります。露点は、乾燥と熱処理のさまざまな工程で計測されています。過剰な水分が最終製品の品質劣化、凍結、機器の腐食を引き起こす恐れがある圧縮空気の利用においても、露点が管理されています。その他、医療ガス、リチウム電池製造における乾燥環境、電力分野で使用されるガス絶縁高電圧機器といった用途にも利用されています。

ヴァイサラDRYCAP®露点計

ヴァイサラの露点計は、-80~+100℃Tdのさまざまな用途における乾燥状態の高精度かつ安定したモニタリングに適しています。ヴァイサラは、高い精度が求められる工業計測用変換器、ドライヤーに設置するコンパクトな計測器、スポットチェック用のハンドタイプ計測器のほか、ポータブルなサンプリングシステムも提供しています。