大豆油の製造におけるリアルタイム抽出制御

大豆の種子から製造される植物油は、そのまま使用することも、さまざまな加工食品の原料としても使用できます。また、大豆油はバイオディーゼル生産の原料としても使用されます。 

ヘキサン中の抽出油の計測による抽出プロセスの最適化

大豆の油は、溶媒抽出で市販のヘキサンを使用して抽出されます。抽出油に残った溶媒は、最大90%が蒸発し、回収して再利用され、残りはストリッピングカラムで分離されます。カラムの底部に得られるのが粗原油です。これがさまざまな用途向けに精製およびブレンドされます。 
 
次に、粗原油の内容物からリン脂質と遊離脂肪酸を除去することによって、粗原油が精製されます。これは2段階で行われます。第1段階は脱ガムです。精製の第2段階は中和または苛性精製です。遊離脂肪酸はアルカリ溶液を使用して粗原油から除去され、その結果生成される石鹸は水によってプロセスから除去されます。アルカリ溶液は、脱ガム段階で残っている酸を中和し、油の中のトリグリセリドと反応します。そのため中和パラメータ(アルカリの種類、溶液の強さ、温度、攪拌、時間)を最適化し、歩留まり損失を最小限に抑える必要があります。苛性精製の結果、石鹸、水、油の混合物であるソープストックが副産物として生成されます。 

ヴァイサラ K-PATENTS® サニタリー屈折率計が大豆油抽出プロセスの最適化にどのように役立つかについて、アプリケーションノートでご紹介します。ダウンロードして詳細をご覧ください。

  • ヘキサン中の抽出油の量を継続的に計測(通常、抽出後の混合物の濃度は油30%、ヘキサン70%)
  • 溶媒を除去して分離カラムで回収した後の油の屈折率値をモニタリングし、品質管理を実現
  • 苛性ソーダの濃度をモニタリングし、効率的な中和プロセスを確保

フォームを記入いただくと、アプリケーションノートをPDF形式でダウンロードいただけます。
すべての食品および飲料用途のページに戻ります。

Image
詳細については、プライバシーポリシーをご覧ください。
いつでも こちらから環境設定を変更したり、登録を解除したりできます。