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信頼性の高いCO2計測で、室内空気の汚染負荷を明らかに

HVAC 装置は、室内空気中の CO2 レベルの計測に役立ちます
Product manager Anu Katka
Anu Kätkä
Published: Jan 26, 2021
屋内/室内空気質

ほとんどの人が9割の時間を屋内で過ごしていることが、数多くの研究から判明しています。そのため、室内空気の質が人間の健康に与える潜在的な影響は甚大です。コロナウイルスのパンデミックにより、健康によい室内空気がかつてないほど話題となっています。では、私たちが呼吸している空気の質がよいかどうか、どうやって知ることができるでしょうか。 

室内空気の不純物の発生源は、化学物質または粒子状物質である可能性があります。化学的空気不純物は、建物自体(建材と化学物質)、建物内の家具、内部での人間の行動、または人間自身によって引き起こされます。 

わたしたちは息を吐くと、二酸化炭素(CO2)などの汚染物質を周りの室内空気に放出します。CO2の計測は、従来の占有検出システムよりも、はるかに正確に生物の存在を検出できる方法です。動かないことでパッシブ赤外線センサをだますことはできますが、1~2分以上息を止めることはできません。したがって、空気中のCO2の量は、生物由来の室内空気汚染物質を調べるのにかなりよい指標となります。人間由来の汚染物質にウイルスも含まれているかということは、おそらくこれまであまり考えられていませんでした。 

CO2自体は人体に有毒ではありませんが、酸素と置き換わります。つまり、高濃度は致命的となる可能性があります。研究によれば、人間にとって致命的なレベルより低い濃度でも身体的症状を引き起こし、脳の機能を損ないます。CO2レベルが高いと、意思決定、戦略的思考、危機対応、学習など、より高度の精神機能に特に有害です。CO2レベルを用いて、十分な換気や良好な室内空気質の確保がされているか重視されるようになったのは、つい最近のことです。コロナウイルスは、室内空気の質に対する見方も永久に変えてしまいました。 

HVAC device in mall

室内空気質の指標としてのCO2 

建物内の空気を新鮮で健康的に保つには、CO2レベルによって室内空気の汚染負荷を明らかにし、適切に換気することが極めて重要であると明言できます。部屋やその他の屋内空間での CO2 の計測は、ビルディングオートメーションシステムの一部として、デマンド制御換気の入力という形で一般的に使用されています。CO2レベルが十分に低ければ、換気システムが適切に機能していることを示しています。 

ただし、すべての建物がまだこのレベルの機能を備えているわけではありません。たとえばREHVA(欧州の空調・換気設備に関する学協会)によれば、ヨーロッパの学校の建物では、多くの場合、換気が課題となっています。今日、ヨーロッパの多くの学校では、機械的に換気されるのではなく自然に換気されており、十分な自然換気が常に保証されるとは限りません。 

これは、建物を一定の水準にするために、複雑で費用のかかる改修を行わなければならないということでしょうか。少なくともすぐには、必ずしもそうとは限りません。たとえば家庭や学校では、すでに実証されている窓を開けるだけという手段をとることができます。最低限の方策として、過ごす空間で CO2 レベルを監視し、推奨制限に近づいたり超えたりしたときに通知できるようにするべきです。 そこで、プロフェッショナル仕様の CO2 変換器を使用することをお勧めします。これは単独でも使用でき、CO2 モニタリングを簡単に始めることができます。システムをアップグレードしたら、換気システムに変換器を接続できるかを確認するだけです。長寿命で信頼性の高い、高精度の変換器をご選択ください。 

良質で健康的な室内空気は、私たちの健康と幸福に大きく貢献します。信頼できる CO2 計測によって制御された良好な換気で実現することができます。

CO2 計測の詳細については、アプリケーションノート「「Good Indoor Air Quality Leads to Good Decisions」(英語のみ)をご覧いただくか、こちらからお問い合わせください。    

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