導入事例:ニッカウヰスキー株式会社 焼酎蒸溜工程に導入されたヴァイサラの屈折率技術
杜氏の熟練の技で引き継がれてきたプロセス
ニッカウヰスキー株式会社はジャパニーズウィスキーの父と呼ばれる創業者、竹鶴政孝氏がウィスキー造りを学んだスコットランドに近い気候であることから北海道余市に1934年設立されました。この地名が現在のブランド名として受け継がれ、余市はジャパニーズウィスキーの代表格として海外でも人気を誇っています。
サンプリング計測からインライン連続計測になった
アルコール濃度検出プロセス
ヴァイサラの屈折率計は、減圧蒸溜後のアルコール濃度(度数)検知の目的で、蒸溜が行われる蒸溜機の出口に設置され、インライン濃度測定が行われています。
ヴァイサラは屈折率計での計測結果をもとに工場の焼酎アルコール濃度についての検量線作成を提案しました。 当時、工場にとって屈折率計でのアルコール濃度の検出は新しい計測法であったため、戸惑いがありました。
しかしヴァイサラが事前に行った検量線作成では、工場にてご用意いただいたサンプルと、ヴァイサラ屈折率計の屈折率指示値に相関性があることを確認いただきました。このデータに信頼性があったため、その後プロセスライ ンに実機を据え付けたオンサイト試験を実施されました。1か月にわたる試験結果でも、精度よくこの相関関係が確認でき、実際の現場でも運用できることが検証されました。
「自浄効果が確認できなかった場合、付帯設備で計器のCIP洗浄設備の導入も検討していましたが、その必要もなく設備投資額を抑えられたことも大きな導入の要因となりました。」 ニッカウヰスキー門司工場 高橋伊織様
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