ヴァイサラ HUMICAP® 相対湿度センサ

ヴァイサラHUMICAP センサの構造
Finland
科学・センサ技術
気象学
産業計測
ライフサイエンス

1970年代の初めまで、ラジオゾンデには一般に毛髪湿度計が使用されていました。当時はまだ信頼性の高い湿度計測は難しく、ヴァイサラはこの課題を解決するために、半導体と薄膜素材を使用した新しいタイプの湿度センサの開発に乗り出し、2年後の1973年、世界気象機関(WMO)の第6回測器観測法委員会(CIMO-VI)において、革新的な製品となるHUMICAP®湿度センサを発表しました。HUMICAP®はその後の湿度計測の在り方を大きく変えるイノベーションをもたらしました。センサには可動部分がなく、半導体や薄膜技術の使用方法の進化により大幅な小型化を可能にするなど、画期的な技術を実現しています。HUMICAP®は素早い応答性と優れた直線性を備え、ヒステリシスや温度係数も低減しました。

この革新的技術は、新型ラジオゾンデを念頭に開発されたにもかかわらず、温室、製パン所、倉庫、建設現場、レンガ・木材の乾燥所、博物館など、異なる業界のお客様からも大きな関心を集めました。信頼性の高い湿度計測はさまざまな分野共通のニーズであり、正確な計測が可能な機器は、当時はまだほとんど存在していませんでした。その後1980年までに、ハンディタイプの湿度計をはじめ、工業用変換器、校正器、アクセサリなど、HUMICAP®技術を使用したさまざまな製品が世界60カ国以上で販売されるようになりました。HUMICAP®はその誕生以来、ヴァイサラの主力事業の1つであり、湿度計測分野におけるリーディングカンパニーとしての当社の地位を確固たるものにしています。

HUMICAP®の特長

優れた長期安定性
埃や大半の化学物質*による影響が少ない

化学物質*を使用する環境でも安定した計測を可能にするケミカルパージ機能

結露しやすい環境でも計測が可能なセンサ加温機能(オプション)
結露からの回復機能(オプション)

* 化学物質が存在する環境でご使用される場合の詳細については、ご相談ください。

Drop on a green leaf -humidity

 

HUMICAP®は、2つの導電性電極間に挟まれた高分子薄膜を基板上に持つ、高分子薄膜静電容量式センサです。その技術を解説致します。(英語ページへ)

Vaisala Technology Descriptions