沿革

ヴァイサラの起源

ヴァイサラの起源は、1930年代にヴァイサラの創始者であり長年代表取締役をつとめたヴィルホ・ヴァイサラが、ラジオゾンデの動作原理の一部を発明したことに遡ります。当社は1936年フィンランドに設立し、初代ラジオゾンデはヘルシンキの中心にある居住用建物の地下で製造されました。慎ましく始まった事業は、数多くの測定分野における世界的な最先端企業へと進化しました。

現在ヴァイサラではおよそ1,600人の従業員を雇用し、自社製品の98%を150カ国以上の国々へ輸出しています。過去も現在も、ヴァイサラの中核をなすのは、その好奇心、課題への挑戦、卓越したイノベーションの力です。

ビデオ「空を測る(Measuring the Sky)」は、1930年代のヴァイサラ設立から今日までのヴァイサラの沿革をご紹介します。

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Vaisala Story

ヴィルホ・ヴァイサラ教授賞

ヴィルホ・ヴァイサラ教授賞「観測機器および観測法についての優秀研究論文」は、1985年に創設されました。

さらに2004年に、第二のヴィルホ・ヴァイサラ教授賞「開発途上国における観測機器および観測方法の開発および実施部門」が創設されました。

両部門の賞は、半年ごとに贈呈されています。世界気象機関(WMO)がこれらの賞の運営、 ならびにメダル、 賞状、 賞金1万米ドルの管理を行なっています。授賞式は通例、WMOの気象・環境観測機器および観測法に関する技術会合(TECO)と共同で開催されます。

ヴィルホ・ヴァイサラ教授賞の最初の授賞式は1986年に、ヴァンターにあるヴァイサラ本部で行われました。この最初の授賞式は、奇しくもヴァイサラ株式会社の創立50周年記念と重なりました。1986年以降毎年、WMO常任各国に対して、ヴィルホ・ヴァイサラ教授賞への資格を満たす論文の応募を呼びかけてきました。

ヴィルホ・ヴァイサラ教授賞各部門のガイドラインと基準については、WMOウェブサイトのヴィルホ・ヴァイサラ教授賞のページをご覧ください

ヴィルホ・ヴァイサラ教授賞の受賞者

2018年の受賞者

26th Award for An Outstanding Research Paper on Instruments and Methods of Observation

Asko Huuskonen, Mikko Kurri and Iwan Holleman
Improved analysis of solar signals for differential reflectivity monitoring, Atmospheric Measurement Techniques, 9, 2016, p 3183-3192


4th Award for Development and Implementation of Instruments and Methods of Observation in Developing Countries

Fan Yang, XingHua Yang, Wen Huo, Mamtimin Ali, XinQian Zheng, ChengLong Zhou and Qing He
A continuously weighing, high frequency sand trap: wind tunnel and field evaluations, Geomorphology 293, April 2017, p 84-92

 

2016年の受賞者

第25回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

R.J. Dirksen、M. Sommer、F.J. Immler、D.F. Hurst、R. Kivi and H. Vomel
「Reference quality upper-air measurements: GRUAN data processing for the Vaisala RS92 radiosonde​(基準高層観測:ヴァイサラS92ラジオゾンデのためのGRUANデータ処理)」 Atmospheric Measurement Techniques, 7, pp 4463-4490, 2014


第3回 開発途上国における観測機器および観測方法の開発および実施賞

Amudha BakthavathsaluならびにRabia Merrouchi博士

Survey on alternatives for dangerous and obsolete instruments: evaluation of the questionnaire and recommendations for alternatives(危険機器および旧式機器への代替の調査:代替品に関するアンケートと推奨の評価), WMO, IOM Report No. 117, 2014

2014年の受賞者

第24回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞​​

A. Overeem、H. Leijnseならびに R. Uijlenhoet (両受賞者ともオランダ出身)

「Country-wide rainfall maps from cellular communication networks(移動体通信ネットワークによる全国降雨地図)」『米国科学アカデミー紀要』 Vol. 110, No. 8, pp. 2741–2745, 2013, 出版年2013.

2012年の受賞者

第23回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞​​

R. Boers、M.J. de Haij、W.M.F. Wauben、H. Klein Baltink、L.H. van Ulft、M. Savenije (以上オランダ出身)ならびに C.N. Long (米国出身)

「Optimized fractional cloudiness determination from five ground-based remote sensing techniques(5つの地上設置型リモートセンシング技術による部分雲量の最適精密測定)」, the Journal of
Geophysical Research, Vol. 115, D24116, doi:10.1029/2010JD014661, 出版年2010.

2010年の受賞者

第22回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

米海洋大気局(the US National Oceanic and Atmospheric Administration, NOAA)所属の Pamela Heiselman、David Priegnitz、Kevin Manross、Travis SmithならびにRichard Adamsが以下の題目の論文において第22回論文賞を受賞。

「Rapid Sampling of Severe Storms by the National Weather Radar Testbed Phased Array Radar(全米気象レーダーテストベッド・フェーズドアレー・レーダーによる悪天候の高速サンプリング)」

本論文では、テストベッド・フェーズドアレー・レーダーによる急速発達する深い対流雲構造の適応高時間分解走査能力を実証した研究について記述されています。

2008年の受賞者

第21回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

​Olivier Bousquet、Pierry TabaryならびにJacques Parent du Châtelet
が以下の題目の論文において第21回ヴィルホ・ヴァイサラ教授賞を受賞。

「On the value of operationally synthesized multiple-Doppler wind fields(作戦的に合成した複数ドップラーセンサによる風環境測定値)」


第2回 開発途上国における観測機器および観測方法の開発および実施賞

Luca G. Lanza (イタリア)、Michel Leroy (フランス)、Christophe Alexandropoulos (フランス)、Luigi Stagi (イタリア) and Willem M.F. Wauben (オランダ)
が以下の題目の論文において第2回ヴィルホ・ヴァイサラ教授賞を受賞。

「WMO laboratory intercomparison of rainfall intensity gauges(WMO研究室における降雨強度計器の相互比較)」

2006年の受賞者

第1回 開発途上国における観測機器および観測方法の開発および実施賞

Messrs John Nash、Richard Smout、Mark Smees (以上3名ともイギリス気象庁所属)ならびにCarl Bower(米海洋大気局所属)
以上の科学者が、以下の共同論文において受賞:

「Dar-es-Salaam demonstration test of IMS 1600 Integrated Upper-air System(ダルエスサラームにおける統合高層大気システムIMS 1600の実証テスト)」 Dar-es-Salaam, 18-30 October 2004

2005年の受賞者

第20回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

サー M ビスブバラヤ工科大学(バンガロール)Joseph P. Pichamuthu教授

航空機の安全な着陸に不可欠である気象光学範囲の分野への功績により受賞。

2004年の受賞者

第19回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

オランダ王立気象研究所の​​​​Iwan Holleman博士ならびにHans Beekhuis
「Analysis and Correction of dual PRF Velocity Data(Dual PRF法を用いた速度データの分析および補正)」

2003年の受賞者

第18回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

スイス、パウル・シェラー研究所所属の ​​​​UrsBaltensperger博士、Martin Gysel博士 ならびにErnest Weingartner博士

「Hygroscopicity of Aerosol Particles at Low Temperatures. New Low-Temperature H-TDMA Instrument: Setup and First Applications(低温下におけるエアロゾル粒子の吸湿性:新規低温計器H-TDMAのセットアップと初運用)」

2002年の受賞者

第17回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

スイス、世界放射センター・ダボス物理気象観測所(PMOD/WRC)所属 Rolf Philipona博士

「Sky-scanning Radiometer for Absolute Measurements of Atmospheric Long-wave Radiation(天空走査型ラジオメータによる大気長波放射の絶対測定)」

2001年の受賞者

第16回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

ドイツ気象庁所属の Ulrich Görsdorfand博士ならびにVolker Lehman

「Enhanced Accuracy of RASS-Measured Temperatures Due to an Improved Range Correction(範囲補正の改善によるRASS温度測定の正確性向上)」

2000年の受賞者

第15回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

Edgeworth Westwater博士、Yong Han博士、Jack Sinder、James Churnside博士、Joseph Shaw博士、Michael Falls、 Charles Long博士、Thomas Ackerman博士、Kenneth Gage博士、Warner AcklundならびにAnthony Riddle博士(以上、パイロット放射観測実験(PROBE))

「Ground-Based Remote Sensor Observations during PROBE in the Tropical Western Pacific(西部熱帯太平洋での放射観測実験における地上設置型リモートセンサを用いた観測)」

1999年の受賞者

第14回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

Barry Goodison博士、Paul Louie(カナダ気候センター所属)ならびにDaqing Yang博士(中国、米国アラスカ大学所属)

「WMO Solid Precipitation Measurement Intercomparison – Final Report(WMO固体降水量測定の相互比較 – 最終報告)」

1998年の受賞者

第13回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

M.S. Golubev、D.A. Konovalov、A. Yu Simonenko(以上、ロシア、国立水文学研究所所属)ならび Yu.V. Tovmach(ロシア、サンクトペテルブルク国立教育大学所属)

「Estimation of Errors in Measurement of precipitation by the Valdai Monitoring System (VMS)(Valdaiモニタリングシステム(VMS)を用いた降水量測定におけるエラーの推定)」

1997年の受賞者

第12回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

メルボルン、オーストラリア気象庁所属のBruce W. Forgan博士

「New Calibration Method for Reference and Field Pyranometers(基準全天日射計およびフィールド全天日射計の新校正法)」

1996年の受賞者

第11回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

米国オクラホマ州ノーマン、国立シビアストーム研究所所属の Dusan S. Zrnic博士
米国オクラホマ州、オクラホマ大学メソスケール気象共同研究所所属の Alexander Ryzhkov博士

「Precipitation and Attenuation Measurements at a 10 cm Wavelength(10cm波長を用いた降水量および減衰の測定)」

1995年の受賞者

第10回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

ブラックネル、英国気象局所属のAnthony C.L. Lee博士

「Filtering, Sampling and Information Content within Satellite-Derived Multispectral or Mixed-Resolution Imagery(衛星画像を用いたスペクトル画像または混合解像度画像におけるフィルタリング、サンプリングおよび情報量)」

1994年の受賞者

第9回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

米国メリーランド州、国立海洋大気圏局所属の Dian J. Gaffen博士

「Historical Changes in Radiosonde Instruments and Practices(ラジオゾンデの機器および実用の歴史的変遷)」

1993年の受賞者

第8回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

デビルト、オランダ王立気象研究所(KNMI)所属の J.P. van derMeulen博士

「(WMO自動デジタル気圧計の相互比較)」

1992年の受賞者

第7回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

ブラックネル、英国気象局所属の D.J. Griggs博士、 D.W. Jones、M. OuldridgeならびにW.R. Sparks

「The First WMO Intercomparison of Visibility Measurements(WMOにおける初の視程測定の相互比較」

1991年の受賞者

第6回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

ブラックネル、英国気象局所属 Malcolm Kitchen

「The Comparison of the Performance of Upper-Air Stations in the Global Observing Network(グローバル観測ネットワークにおける高層大気ステーションの性能比較)」

1990年の受賞者

第5回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

Peter May博士、Richard Strauch博士(メルボルン、オーストラリア気象庁所属)ならびにKenneth Moran(以上コロラド州ボルダー、米国海洋大気圏局所属) 「The Accuracy of RASS Temperature Measurements(RASSを用いた温度測定の正確性)」

「The Accuracy of RASS Temperature Measurements(RASSを用いた温度測定の正確性)」

1989年の受賞者

第4回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

ブラックネル、英国気象局所属のJohn Nash博士、ならびにコロラド州ボルダー、米国海洋大気圏局所属のFrancis J Schmidlin博士

「WMO International Radiosonde Comparisons(WMOラジオゾンデの国際比較;1984年英国発行、1985年米国発行)」

1988年の受賞者

第3回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

東ドイツ・ポツダム、ドイツ気象庁所属の Dietrich Sonntag教授

「WMO Assman Aspiration Psychrometer Intercomparison(WMOアスマン通風乾湿球湿度計の相互比較)」

1987年の受賞者

第2回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

チューリッヒ、スイス連邦工科大学チューリッヒ校所属の Boris Sevruk教授

「Towards the Universal Precipitation Gauge of the Future(未来の降雨量計器の標準化に向けて)」

1986年の受賞者

第1回 観測機器および観測法についての優秀研究論文賞

​​​​ブラックネル、英国気象局アシスタントディレクター所属の C.G. Collier 「

「Accuracy of Rainfall Estimates by Radar(レーダーを用いた降雨推定値の正確性)」